この経験を本にしよう。
そう思ったのは去年のこと。
今までの私の経験が今人生が毒親によって閉塞している人に役に立つかも。
幸い、肉体的な母が亡くなったことで私の中の毒親の血との戦いになっている。
編集者の人から色々とインタビューを受ける中で
母がものすごく狭い世界で生きてきたことを痛感する。
そして私もそんな母を見て何でもっと広い世界を見てくれないの⁈っていつも思ってた。
もっと他の人と交流してくれていたら
あの時代はインターネットもなく、
本を読んでも限界があっただろうなあ。
ましてや人付き合いが苦手な母。
得意な仕事でしか人との付き合いができなかったり。
話しながら、やはり母を救ってあげられなかった事が心残り。
私の物語は自分の中ではエンターテイメント化してしまっているけれども
本当は悲しい子どものお話し。
毒親はなりたくてなっていたのではないと理解している。
そして、あの頃のことを話をしてみて
キットとても邪魔だったとしても、私が母の救いだったなと。
生まれてきてありがとうみたいなこと言われた?
と、聞かれて、
…言われたことないよ
と思ったけど
私に向けてではなく自分に向けて、
私を産んだことが自分が成し遂げた事だと
言った母の言葉はキット
生まれてきてくれてありがとう
なんだと思いたい。
少しだけ救われた。